『小松のポンプ』のはじまり
小松製作所は小松源治・良之助の兄弟によって創業されました。
二人は尋常小学校を卒業後、平野屋鋳造所に旋盤工として奉公に出ました。源治は、ここで旋盤を覚えるのと同時に、中学講義録を取り寄せ勉強もしていました。
ある日、奉公先の主人が酒造会社から「東京からポンプを買って井戸につけたが、水が上がらずに困っている」と相談をもちかけられます。
源治は主人から「勉強をしているようだからポンプが動くようにしてみろ」と言われ、難問を抱えて悩み調べた結果、一冊の書籍と出会います。書籍を必死に読み解き、独学でポンプ技術を学び、当時17歳の源治が見事に酒造会社の揚水ポンプを動かすことに成功しました。
これが小松製作所のポンプの始まりとなり、その後、源治22歳、良之助17歳の大正13年(1924年)3月3日に独立し、諏訪市和泉町の地において温泉ポンプ『小松式渦巻ポンプ』製造を目的に小松製作所が誕生しました。
小松源治
小松良之助
沿革
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大正13年
旧上諏訪町(現在の諏訪市和泉町)において、小松源治個人により温泉ポンプ製造を目的に小松製作所を創業。
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昭和19年
現在の場所(旧諏訪市大和町)に新工場を建設。(和泉工場継続)
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昭和32年
和泉工場を閉鎖。大和工場に統合し株式会社小松製作所を設立。
温泉ポンプを主体に各種動力ポンプの製造・販売を強化。 -
昭和42年
電装制御・計装機器の製造・販売に着手、附帯事業への拡張。
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平成3年
機械加工工場を建設。鋳造工場を増築。
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平成13年
事務所棟を建設。
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平成21年
機械加工工場を金属加工を中心とした第2工場に変更。
旧工場棟を閉鎖し新規に機械加工工場(第1工場)を建設。厚生棟を建設。 -
令和6年
創業100周年を迎える。